ソーダストリーム eテラの炭酸が弱い？5つの原因と誰でもできる解決策を解説

自宅で手軽にできたての炭酸水が楽しめるソーダストリーム。中でも「eテラ」は、ボタン一つで炭酸の強さを選べる手軽さから人気のモデルです。しかし、いざ使ってみると「思ったより炭酸が弱い…」「最初は強かったのに、最近弱くなった気がする」と感じることはありませんか？せっかくのソーダストリーム、どうせならシュワっとした強炭酸を楽しみたいですよね。

実は、ソーダストリーム eテラで炭酸が弱いと感じるのには、いくつかの原因が考えられます。多くの場合、故障ではなく、ちょっとした使い方や準備のコツで解決できることがほとんどです。この記事では、ソーダストリーム eテラの炭酸が弱いと感じる主な原因を5つに絞って、誰でも簡単に試せる具体的な解決策を詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっと自分好みの理想的な強炭酸水を作れるようになりますよ。

ソーダストリーム eテラの炭酸が弱いと感じる5つの原因

ソーダストリーム eテラを使っていて「炭酸が弱い」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。 故障を疑う前に、まずは基本的な使い方や環境を見直してみましょう。ここでは、特に多く見られる5つの原因について、それぞれ詳しく解説します。

 1. 水が十分に冷えていない

炭酸ガスは、実は冷たい水によく溶け込む性質があります。 そのため、常温の水やぬるい水を使ってしまうと、炭酸ガスがうまく水に溶け込まず、結果的に炭酸が弱いと感じる原因になります。 作った直後はシュワっとしていても、すぐに炭酸が抜けてしまうと感じる場合も、水温が原因であることが多いです。

特に夏場は水道水の温度も高くなりがちなので注意が必要です。理想的な水温は4～7℃とされています。 炭酸をしっかりと感じるためには、作る前の準備として、専用ボトルに水を入れて冷蔵庫で一晩冷やしておくのが最も効果的な方法です。 この一手間を加えるだけで、炭酸の溶け込み方が格段に変わり、より強く、そして長持ちする炭酸水を作ることができます。 もし急いでいる場合でも、作る直前に氷を入れて冷やすなどの工夫で、水温をできるだけ下げることがポイントです。

 2. ガスシリンダーの残量が少ない

ソーダストリームは、ガスシリンダー内の炭酸ガスを水に注入して炭酸水を作ります。 そのため、ガスシリンダーの残量が少なくなってくると、ガスの注入圧力が弱まり、炭酸が弱くなる直接的な原因となります。 新品のシリンダーに交換したばかりの頃は強炭酸が作れていたのに、だんだん弱く感じるようになった場合は、まずガスシリンダーの残量を疑ってみましょう。

eテラの場合、ボタンを押したときの「シューッ」というガスの噴射音が以前よりも弱々しくなったり、短くなったりしたら交換のサインかもしれません。 ガスシリンダーは目で見て残量を確認することが難しいため、使用期間や作った本数などから交換時期を判断する必要があります。 ガスシリンダーの重さを測ってみるのも一つの方法で、空のシリンダーは約800gが目安とされています。

 3. 本体やガスシリンダーの取り付けが甘い

意外と見落としがちなのが、本体とガスシリンダー、または本体とボトルの取り付けがしっかりできていないケースです。取り付けが緩んでいると、注入したガスが隙間から漏れてしまい、水に十分な量の炭酸ガスが溶け込まず、炭酸が弱くなる原因になります。

eテラはワンタッチでガスシリンダーを装着できる「クイックコネクト」方式を採用していますが、 装着時に「カチッ」と音がするまでしっかりハンドルを下げきれているか確認しましょう。 また、ボトルをセットする際も、スナップロック式で簡単ですが、 しっかりと奥まで押し込まれているか、ボトルと本体の間に隙間がないかを確認することが大切です。 正しく装着できていないと、炭酸注入時にガス漏れの音が聞こえることもあるので、注意深く音を聞いてみるのも良いでしょう。

4. 操作方法（ボタンの押し方）が適切でない

ソーダストリーム eテラは、3つのボタンで炭酸の強さを選べる電動モデルです。

• 左のボタン（1バブル）：微炭酸
• 中央のボタン（2バブル）：中炭酸
• 右のボタン（3バブル）：強炭酸

強炭酸を作りたいのに、誤って微炭酸や中炭酸のボタンを押している可能性があります。 また、炭酸の注入中にいずれかのボタンを押すと、注入が停止してしまうため、完了するまで触らないようにしましょう。 炭酸注入中はボタンがゆっくり点滅し、完了すると速く点滅してお知らせしてくれます。

自分の好みの炭酸強度にするためには、作りたい強さに対応したボタンを一度押すだけで、あとは機械が自動で最適な量のガスを注入してくれます。もし一番右の「強炭酸」ボタンを押しても弱いと感じる場合は、他の原因（水温やガス残量など）と組み合わせて考えてみる必要があります。

5. ガスシリンダーの保管環境が適切でない

ガスシリンダーの保管場所も、炭酸の強さに影響を与えることがあります。炭酸ガスシリンダーは、高温の場所に置かれると内部の圧力が変化し、ガスの噴出が不安定になる可能性があります。

例えば、直射日光が当たる場所や、コンロの近く、暖房器具のそばなどで保管するのは避けるべきです。 特に夏場、室温が高くなりやすい環境では注意が必要です。ガスシリンダーは、なるべく涼しく、温度変化の少ない場所で保管することを心がけましょう。 適切な環境で保管することで、ガスの出方が安定し、いつでも美味しい炭酸水を作ることができます。

eテラでシュワっと美味しい！強炭酸を作るための簡単4つのコツ

ソーダストリーム eテラで、お店で飲むようなキリっとした強炭酸水を作りたいですよね。原因がわかったら、次はその対策です。ここでは、誰でも簡単に試せる、より強い炭酸を作るための4つの具体的なコツをご紹介します。

1. とにかく水をキンキンに冷やす！

強炭酸作りの最も重要で基本的なポイントは「水をしっかり冷やすこと」です。 前の章でも触れましたが、炭酸ガスは水温が低いほどよく溶け込む性質（気体の溶解度）を持っています。 逆に水温が高いと、ガスが水に溶けきらずにすぐに抜けてしまい、気の抜けた炭酸水になってしまいます。

この一手間だけで、炭酸の注入効率が全く変わってきます。ぜひ、作る前の習慣にしてみてください。

2. ボトルの「水位線」を正確に守る

ソーダストリームの専用ボトルには、必ず「水位線」が記されています。 この線は、安全かつ効率的に炭酸を注入するために非常に重要です。

水が多すぎると、炭酸を注入した際に水が吹きこぼれてしまい、本体の故障の原因になる可能性があります。逆に水が少なすぎると、ボトル内のヘッドスペース（水面から上の空間）が広くなりすぎて、ガスが効率よく水に溶け込まず、炭酸が弱く感じられることがあります。

ボトルに水を入れる際は、必ずこの水位線を正確に守るようにしましょう。 水平な場所にボトルを置いて、真横から目線を合わせて確認するのがポイントです。特に1Lボトルと0.5Lボトルでは水位線の位置が異なるため、使用するボトルに合った量を入れるように注意してください。

3. 炭酸注入後は少し待ってからボトルを外す

eテラはボタンを押すと自動で炭酸注入が始まりますが、注入が完了してすぐにボトルを外していませんか？実は、炭酸注入が終わってから少し時間を置くことで、ガスが水にしっかりと馴染み、炭酸が抜けにくくなります。

炭酸を注入した直後は、水とガスがまだ完全には一体化していません。この状態でボトルをすぐに傾けたり外したりすると、溶けきらなかったガスが一気に抜けてしまいます。注入完了の合図（ボタンの早い点滅）があった後、10秒ほどそのまま待ってから、ゆっくりとボトルを手前に引いて取り外すようにしてみてください。

この「待つ」というわずかな時間で、炭酸のキープ力が変わってきます。焦らず、じっくりと炭酸が水に溶け込む時間を与えてあげましょう。

4. フレーバーやシロップは必ず「後入れ」で

ソーダストリームの楽しみの一つに、様々なフレーバーで味付けをすることがあります。しかし、このフレーバーを入れるタイミングが非常に重要です。

水以外の液体（砂糖や果汁が含まれるもの）に炭酸を直接注入するのは絶対にやめてください。 糖分などが含まれている液体にガスを注入すると、激しく吹きこぼれてしまい、内部の部品が汚れたり詰まったりする原因となります。 これは故障に繋がるだけでなく、非常に危険です。

レモン果汁や市販のシロップ、ソーダストリーム純正のフレーバーなどは、必ず炭酸水を作った「後」に、ゆっくりとボトルを傾けながら混ぜ入れるようにしましょう。 このルールを守ることで、安全に美味しいフレーバー炭酸水を楽しむことができます。

これって故障？ソーダストリームeテラの異常をチェックするポイント

基本的な使い方を試しても炭酸が弱い場合、「もしかして本体が故障しているのでは？」と心配になりますよね。ここでは、故障を疑う前に自分で確認できるチェックポイントと、万が一の際の相談先について解説します。

1. ガスシリンダーの接続部分を確認する

まず、ガスシリンダーが正しく装着されているか、もう一度確認してみましょう。eテラはピンク色のクイックコネクトシリンダーを使用します。

チェック手順:

1. 本体の背面カバーを外します。
2. ピンク色のハンドルが一番下まで下がりきっているか確認します。 中途半端な位置で止まっていると、ガスが正常に供給されません。
3. 一度ハンドルを上げてシリンダーを取り外し、再度「カチッ」と音がするまでしっかりと装着し直してみてください。
4. 本体のガスシリンダー装着口にある、黒いゴムパッキンが外れていないかも確認しましょう。 このパッキンがないとガス漏れの原因になります。

もしパッキンが外れていたり、紛失している場合は、使用を中止し、ソーダストリームのコールセンターに連絡してください。

2. 本体からガス漏れの音がしないか確認する

炭酸を注入している時、または注入していない時にも「シュー」「プスー」といったガスが漏れるような音がしないか、耳を澄ませてみましょう。

音が聞こえる場合、以下の可能性が考えられます。

• ガスシリンダーの取り付け不良: 前述の通り、シリンダーの取り付けが甘いと隙間からガスが漏れることがあります。
• 本体内部の不具合: 正しく装着しても音が止まらない場合は、本体内部の部品に問題がある可能性があります。

ガス漏れは、炭酸が弱くなるだけでなく、ガスシリンダーの消費を早める原因にもなります。 異音が続く場合は、無理に使い続けず、サポートセンターに相談することをおすすめします。

3. 電源とLEDランプの状態をチェックする

eテラは電動モデルなので、電源の確認も重要です。

チェックポイント:

• 電源アダプターはしっかりコンセントに差し込まれていますか？ 意外と抜けかかっていることがあります。
• 本体底部の電源コードは正しく接続されていますか？
• コンセントに電源を差し込んだ後、本体上部のLEDランプは点灯しますか？

ランプが全く点灯しない、または点滅がおかしいなど、通常と異なる状態の場合は、電源系統のトラブルや本体の電気的な故障が考えられます。 一度コンセントを抜き、数分待ってから再度差し込んでみて、それでも改善しない場合は故障の可能性が高いです。

4. それでも解決しない場合の問い合わせ先

上記のポイントを全て確認・試しても症状が改善しない場合は、自分で分解などはせず、公式のサポートに問い合わせましょう。

電話をする際には、以下の情報を手元に準備しておくとスムーズです。

• 製品名（ソーダストリーム eテラ）
• 購入時期と購入場所
• 具体的な症状（いつから、どのような時に炭酸が弱いかなど）
• 試してみた対処法

保証期間内であれば、無償での修理や交換対応が可能な場合もあります。 不安なまま使い続けるよりも、専門のスタッフに相談するのが一番の解決策です。

eテラの基本操作と炭酸強度の正しい選び方

ソーダストリーム eテラの魅力を最大限に引き出すには、まず基本的な使い方をマスターすることが大切です。ここでは、eテラの簡単な操作方法と、自分好みの炭酸強度を見つけるためのヒントをご紹介します。

1. 簡単ワンタッチ！eテラの基本的な使い方

eテラは、ガスシリンダーの装着から炭酸注入まで、多くの操作がワンタッチで行えるように設計されています。

炭酸水を作る手順:

1. 準備: 冷蔵庫でよく冷やした水を、専用ボトルの水位線まで入れます。
2. 電源接続: 電源アダプターをコンセントに差し込み、本体上部のライトが点灯するのを確認します。
3. ガスシリンダーの装着: (初回や交換時) 背面カバーを開け、ピンクのクイックコネクトシリンダーをセットし、ハンドルを下げて固定します。
4. ボトルのセット: ボトルをスナップロックに差し込み、カチッと音がするまで軽く奥に押し込みます。 ボトルが宙に浮いた状態になればOKです。
5. 炭酸注入: 本体上部にある3つのボタンから、好みの強さを選んで一度だけ押します。 あとは自動で炭酸が注入されます。
6. 完成: 注入完了後、少し待ってからボトルを手前に引いて取り外せば、できたての炭酸水の完成です。

この手軽さがeテラの大きな魅力です。 慣れれば数十秒で、いつでも好きな時に炭酸水を作れるようになります。

2. 3段階の炭酸強度ボタンの使い分け

eテラには、3段階の炭酸強度を選べるボタンが搭載されています。 これを使い分けることで、様々なシーンに合わせた炭酸水を楽しめます。

例えば、お料理と一緒に楽しむなら、口当たりがまろやかな微炭酸がおすすめです。一方で、夏の暑い日やお風呂上がりにスカッとしたい時は、喉にガツンとくる刺激が楽しめる強炭酸が良いでしょう。 ハイボールなどのお酒を割る場合は、中炭酸から強炭酸が一般的ですが、お好みで調整してみてください。このように、気分や用途に合わせて強度を手軽に変えられるのがeテラの便利な点です。

3. 自分好みの炭酸強度を見つけるヒント

「どの強さが自分に合うかわからない」という方は、まずは基準となる「中炭酸（中央ボタン）」から試してみるのがおすすめです。中炭酸を飲んでみて、「もう少し刺激が欲しい」と感じたら強炭酸に、「優しめが良い」と感じたら微炭酸に、というように調整していくと、自分の好みの「ゴールデンバランス」が見つかりやすくなります。

また、炭酸の感じ方は、飲むときの温度や体調によっても変わってきます。同じ強炭酸でも、キンキンに冷えている時と、少しぬるくなってしまった時では刺激の感じ方が異なります。

さらに、追い炭酸ができるのもソーダストリームのメリットです。 もし作った炭酸水が少し弱く感じたり、時間が経って気が抜けてしまったりした場合は、再度本体にセットして炭酸を注入することも可能です。自分だけのベストな炭酸強度を見つける旅を楽しんでみてください。

長く使うために知っておきたい！ガスシリンダーの管理と交換

ソーダストリームを快適に使い続けるためには、心臓部ともいえる「ガスシリンダー」の正しい管理が欠かせません。ここでは、ガスシリンダー1本でどれくらいの炭酸水が作れるのか、そして交換時期のサインや正しい交換方法について解説します。

1. ガスシリンダー1本でどれくらい作れる？

ソーダストリームのガスシリンダー（eテラ対応のピンクシリンダー）1本で、約60Lの炭酸水を作ることができます。 これは、500mlのペットボトルに換算すると約120本分に相当します。

ただし、これはあくまで目安の量です。実際に作れる量は、炭酸の強度設定によって変わってきます。

• 微炭酸で作り続ければ60L以上作れることもあります。
• 強炭酸で作り続けると、ガスの消費量が多くなるため、作れる量は60Lよりも少なくなります（目安として1Lボトル約40本分程度）。

毎日1Lの炭酸水を中炭酸で作った場合、約2ヶ月でガスシリンダーを1本消費する計算になります。 自分の飲むペースと好みの強度を考えながら、次の交換時期を予測すると良いでしょう。

2. 交換時期のサインとは？

ガスシリンダーの残量は外から見えないため、交換時期を知らせるいくつかのサインに気づくことが重要です。

これらのサインが現れたら、ガスがほとんど残っていない証拠です。 ストレスなく使い続けるためにも、予備のガスシリンダーを1本ストックしておくと、ガス切れの際に慌てずに済み安心です。

3. ガスシリンダーの正しい取り付け方・交換方法

eテラに採用されているピンク色の「クイックコネクトガスシリンダー」は、従来のねじ込み式（青色シリンダー）に比べて、非常に簡単に交換ができます。

交換手順:

1. 空になったガスシリンダーを取り外します。本体背面のカバーを開け、ピンクのハンドルを持ち上げて、シリンダーを手前に引き抜きます。
2. 新しいガスシリンダーの保護フィルムとキャップを外します。
3. 本体のシリンダー挿入口に、新しいシリンダーの底から差し込みます。
4. ピンクのハンドルを「カチッ」と音がするまでしっかりと下げて、シリンダーを固定します。
5. 背面カバーを元に戻して、交換完了です。

注意点:

• eテラには青色のねじ込み式シリンダーは使用できません。必ずピンク色のクイックコネクトシリンダーを使用してください。
• 使用済みのガスシリンダーは、ゴミとして捨てることはできません。購入店に持ち込むか、オンラインで交換手続きを行い、新しいシリンダーと引き換えてください。

まとめ：ソーダストリーム eテラの炭酸が弱い問題を解決し、快適な炭酸水ライフを

この記事では、ソーダストリーム eテラで炭酸が弱いと感じる原因と、その具体的な解決策について詳しく解説しました。

多くの場合、炭酸が弱い原因は故障ではなく、使い方のちょっとしたコツにあります。

• 水をキンキンに冷やす
• ガスシリンダーの残量を確認し、正しく取り付ける
• ボトルの水位線を守る
• 適切な炭酸強度のボタンを選ぶ
• ガスシリンダーを涼しい場所で保管する

これらのポイントを見直すだけで、eテラ本来の性能を引き出し、お店で飲むようなシュワっとした美味しい炭酸水をご家庭で楽しめるはずです。もし、すべての対策を試しても改善しない場合は、迷わず公式のサポートセンターに相談しましょう。

正しい使い方と少しの工夫で、ソーダストリーム eテラはあなたの毎日をより爽快で豊かなものにしてくれます。ぜひ、この記事を参考にして、あなただけの最高の炭酸水作りを楽しんでください。