自宅で手軽に炭酸水が作れるソーダストリームは、日々の生活に潤いを与えてくれる便利なアイテムです。しかし、長年使っていると「炭酸が弱くなった」「ボトル接続部から水が漏れる」といったトラブルに見舞われることがあります。その原因の多くは、内部にあるゴム製のパッキンの劣化かもしれません。パッキンは、炭酸ガスや水を密封するための重要な部品ですが、消耗品のため時間とともに硬くなったり、ひび割れたりしてしまいます。
この記事では、ソーダストリームのパッキンについて、その役割や交換が必要なサイン、そしていざ交換しようと思ったときに気になるパッキンのサイズや購入方法、具体的な交換手順まで、わかりやすく解説していきます。愛用のソーダストリームを長く快適に使い続けるために、ぜひ参考にしてください。
ソーダストリームのパッキンサイズと種類

ソーダストリームを長く使っていると、どうしても部品の劣化が気になってきます。特に重要なのが、気密性を保つためのパッキンです。ここでは、そのパッキンの役割からサイズに関する情報まで、詳しく見ていきましょう。
パッキンの役割とは?水漏れ・ガス漏れの原因に
ソーダストリームのパッキンは、主にガスシリンダーの接続部分や、炭酸を注入するノズル部分に使われているゴム製のリングです。この小さな部品が、炭酸ガスや水が外に漏れ出さないように、隙間をしっかりと塞ぐ「シール」の役割を果たしています。
しかし、ゴム製のため長期間の使用や経年により、弾力性が失われて硬くなったり、ひび割れや変形が生じたりします。パッキンが劣化すると、気密性が保てなくなり、以下のような不具合の直接的な原因となります。
- ガス漏れ: 「シュー」という音がしてガスシリンダーの消費が異常に早くなる。
- 水漏れ: 炭酸注入時にボトルの付け根から水が溢れ出る。
- 炭酸が弱くなる: ガスが適切に水に溶け込まず、思ったような強さの炭酸水が作れない。
これらの症状が見られたら、パッキンの劣化を疑ってみる必要があります。
主要モデル別パッキンの場所と特徴
ソーダストリームには様々なモデルがありますが、パッキンが使われている場所は主に2箇所です。
- ガスシリンダー装着口のパッキン
スクリュー式(青いガスシリンダー)のモデルでは、本体のガスシリンダーを取り付ける部分に黒いゴムパッキンが装着されています。 ガスシリンダーを交換する際に、このパッキンが古いシリンダー側にくっついて外れてしまうことがあるため、注意が必要です。 パッキンがなくなると、ガスが正しく密閉されず、ガス漏れの原因となります。 - 炭酸注入ノズルのパッキン
専用ボトルを差し込む、炭酸ガスが噴出されるノズルの周りにも、水漏れを防ぐためのパッキン(ゴムシール)が取り付けられています。 この部分のパッキンが劣化すると、炭酸を作る際にボトルとの密着性が悪くなり、水が溢れ出す原因になります。
お使いのモデルの取扱説明書や公式サイトで、部品の構造を確認しておくと、いざという時にスムーズに対応できるでしょう。
パッキンのサイズは公開されている?
多くの方が気になる「パッキンの正確なサイズ」ですが、残念ながらソーダストリームの公式サイトでは、パッキン単体のサイズ(外径・内径・太さなど)は公表されていません。 これは、安全上の理由から、メーカーが正規の修理や部品交換を推奨しているためと考えられます。
パッキンが紛失したり、劣化したりした場合は、まずソーダストリームのコールセンターや公式サイトの問い合わせフォームから連絡することが推奨されています。 保証期間内であれば、無償での修理や本体交換の対象となる可能性もあります。
電話番号:0120-286-230
受付時間:9:00〜17:00(土日祝日、年末年始を除く)
互換品・代替品のパッキンサイズは?
公式サイトでサイズが非公開のため、ホームセンターなどで汎用のOリング(オーリング)を探すのは非常に困難です。しかし、Amazonや楽天市場などのオンライン通販サイトでは、「ソーダストリーム用」として販売されている互換品のパッキンを見つけることができます。
これらの商品は、特定のモデル(例:ジェネシスV2など)や、ミドボン(緑色の業務用炭酸ガスボンベ)接続用のアダプターに対応するものとして販売されています。 商品説明に対応機種が記載されていることが多いので、購入前によく確認することが重要です。
例えば、ミドボン接続ホースのアダプター用として販売されているOリングには、「21mmサイズ」といった表記が見られます。 このように、互換品を販売しているストアでは、参考サイズが記載されている場合があるため、一つの目安になるでしょう。ただし、あくまで非公式の部品であるため、使用は自己責任となる点を理解しておく必要があります。
ソーダストリームのパッキン交換が必要なサイン
毎日使っていると気づきにくいかもしれませんが、ソーダストリームは徐々に劣化のサインを出しています。特にパッキンの劣化は、炭酸水の品質に直結します。ここでは、パッキンの交換を検討すべき具体的なサインについて解説します。
炭酸が弱くなった・抜けるのが早い
「最近、炭酸の刺激が物足りない」「作ってすぐに炭酸が抜けてしまう気がする」と感じたら、それはパッキン劣化のサインかもしれません。 パッキンが劣化して気密性が低下すると、炭酸ガスを水に注入する際の圧力が十分に保てなくなります。
その結果、ガスが効率よく水に溶け込まず、いつもと同じように作っても微炭酸にしかならない、という現象が起こります。 また、ボトル内の密閉性も弱まるため、作り置きした炭酸が通常よりも早く抜けてしまうことにも繋がります。ガスシリンダーが空になっているわけでもないのに炭酸が弱くなったと感じる場合は、パッキンの状態を確認してみましょう。
ボトル接続部からの水漏れ
炭酸ガスを注入している最中に、ボトルの付け根あたりから水が溢れてくる場合も、パッキンの交換が必要なサインです。 これは、炭酸注入ノズルの周りにあるパッキンが硬化したり変形したりして、ボトルとの間に隙間ができてしまうことが主な原因です。
新品のガスシリンダーに交換した直後は、ガスの圧力が強いために一時的に水漏れしやすくなることがありますが、毎回のように水漏れが発生する場合は、パッキンの寿命を疑うべきでしょう。 水漏れは本体内部の故障につながる可能性もあるため、早めの対処が肝心です。
「シュー」というガス漏れの音がする
ガスシリンダーを取り付けた際や、炭酸水を作っていない静かな時に、本体から「シュー」という微かな音が聞こえる場合は、ガスが漏れている可能性が非常に高いです。 この主な原因は、ガスシリンダー装着口のパッキンの劣化や紛失です。
パッキンが劣化して密閉できなくなると、その隙間から絶えずガスが漏れ出してしまいます。これにより、ガスシリンダーの消費が異常に早くなり、あっという間に空になってしまうこともあります。 ガスシリンダーの交換頻度が急に上がったと感じたら、耳を澄ましてガス漏れの音がしないか確認してみてください。
パッキンの見た目の劣化(ひび割れ・変色)
最も分かりやすいサインは、パッキン自体の見た目の変化です。可能であれば、懐中電灯などを使ってガスシリンダーの装着口や炭酸注入ノズル部分を照らし、パッキンの状態を直接確認してみましょう。
- ひび割れ: ゴムに細かい亀裂が入っている。
- 硬化: 弾力性がなく、カチカチに硬くなっている。
- 変色: 本来の黒色から白っぽく変色している。
- 変形: リングが潰れていたり、一部が欠けていたりする。
これらの見た目の変化は、パッキンが寿命を迎えている明確な証拠です。ゴム製品は消耗品であり、使用頻度や環境にもよりますが、数年で劣化が進むのが一般的です。 何か不具合を感じたら、まずは目視でのチェックをおすすめします。
ソーダストリームのパッキン交換方法

パッキンの劣化サインに気づいたら、次は交換作業です。難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば自分で行うことも可能です。ここでは、交換に必要な道具から、具体的な手順、注意点までを詳しく解説します。
交換前に準備するもの
パッキンの交換作業をスムーズに進めるために、以下のものを準備しておきましょう。
- 新しいパッキン: 通販サイトなどで購入した互換品を用意します。サイズや対応モデルを間違えないように注意してください。
- 精密ドライバー(マイナス): 古いパッキンを丁寧に取り外すために使用します。先が細いものが適しています。
- ピンセット: 新しいパッキンを正しい位置にはめ込む際に便利です。
- 懐中電灯: 本体内部の暗い部分を照らし、作業をしやすくします。
- 清潔な布: パッキン周辺の汚れや水分を拭き取るために使います。
【モデル別】パッキンの取り外し方
パッキンを取り外す際は、本体を傷つけないように慎重に行うことが重要です。
ガスシリンダー装着口のパッキン
- 安全の確保: 必ずガスシリンダーと専用ボトルを本体から取り外してから作業を開始します。
- 古いパッキンの確認: 懐中電灯で装着口の奥を照らし、黒いリング状のパッキンの位置を確認します。
- パッキンの取り出し: 精密ドライバーの先端を、パッキンと溝の間にそっと滑り込ませます。 テコの原理を利用するように、ゆっくりとドライバーを起こしてパッキンを浮き上がらせ、ピンセットなどでつまんで取り出します。このとき、周囲の部品を傷つけないように細心の注意を払ってください。
炭酸注入ノズルのパッキン
こちらのパッキンは、モデルによっては本体を分解しないとアクセスできない場合があります。 分解はより複雑な作業となり、元に戻せなくなるリスクも伴います。分解手順を紹介しているウェブサイトや動画もありますが、機械の扱いに慣れていない方は無理をせず、メーカーサポートに連絡するのが賢明です。
新しいパッキンの取り付け方
古いパッキンを取り外したら、次はいよいよ新しいパッキンを取り付けます。
- 清掃: 新しいパッキンを取り付ける前に、溝の部分に溜まった汚れや水分を清潔な布で綺麗に拭き取ります。
- パッキンの装着: 新しいパッキンを指やピンセットで持ち、正しい位置にある溝に水平になるようにはめ込みます。このとき、パッキンがねじれたり、斜めになったりしないように注意してください。
- 最終確認: 精密ドライバーの背などを使い、パッキンが溝に均等に収まっているか軽く押して確認します。しっかりと装着できていないと、結局ガス漏れや水漏れの原因になってしまいます。
作業が完了したら、ガスシリンダーと水を少し入れたボトルを取り付け、少量のガスを噴射して異常がないかテストしてみましょう。
ソーダストリームのパッキン購入方法
パッキンの交換が必要だとわかっても、どこで手に入れれば良いのか迷う方も多いでしょう。ここでは、公式の対応から、通販サイトでの購入、互換品を選ぶ際の注意点まで、パッキンの入手方法をまとめました。
公式ではパッキン単体での販売はしていない?
まず知っておきたいのは、ソーダストリームの公式サイトでは、消耗品であるパッキン単体での販売は基本的に行っていないという点です。 これは、安全性を確保し、不適切な部品交換による事故を防ぐための方針と考えられます。
もしパッキンが外れたり破損したりした場合は、メーカーとしては修理、または本体の交換での対応を基本としています。そのため、まずはソーダストリームのコールセンターか、公式サイトの問い合わせフォームを利用して相談するのが正規のルートとなります。 保証期間内であれば、無償で対応してもらえる可能性もあります。
Amazonや楽天市場などの通販サイトで購入する
公式での単体販売がない一方で、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでは、互換品のパッキンが販売されています。 「ソーダストリーム パッキン」や「ソーダストリーム Oリング」といったキーワードで検索すると、複数の商品が見つかります。
これらの商品は、サードパーティ製のものがほとんどで、特定のモデル(例:ジェネシス、スピリットなど)や、ミドボン接続用アダプターに対応する形で販売されています。 価格は数百円からと手頃なものが多く、手軽に入手できるのが最大のメリットです。商品レビューで使用感などを確認できるのも、通販サイトならではの利点と言えるでしょう。
ホームセンターや家電量販店での取り扱いは?
「実物を見てサイズを確認したい」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらホームセンターや家電量販店で、ソーダストリーム専用のパッキンが販売されていることはほとんどありません。
水道用の汎用Oリングなどが多数販売されていますが、前述の通りメーカーがサイズを公表していないため、無数にあるサイズの中から適合するものを探し出すのは極めて困難です。微妙なサイズの違いがガス漏れや水漏れに繋がるため、汎用品での代用は避けた方が無難でしょう。
互換品を選ぶ際のポイントと注意点
通販サイトで互換品を購入する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。
- 対応モデルの確認: 商品の説明欄をよく読み、お使いのソーダストリームのモデルに対応しているかを必ず確認してください。
- 商品レビューのチェック: 実際に購入した人のレビューは非常に参考になります。「ガス漏れが直った」「サイズがぴったりだった」といった肯定的な意見が多い商品を選ぶと安心です。
- 材質の確認: パッキンの材質も重要です。一般的には、耐久性や安全性に優れたシリコンゴムやニトリルゴム(NBR)などが使用されています。
- 自己責任での使用: 最も重要な点として、互換品の使用はメーカーの保証対象外となります。万が一、互換品が原因で本体が故障した場合、保証期間内であっても有償修理となるか、修理を断られる可能性があることを理解しておきましょう。
これらのポイントを踏まえ、慎重に商品を選ぶことで、コストを抑えながらソーダストリームの不具合を解消できる可能性があります。
パッキンを長持ちさせるためのお手入れ方法

パッキンは消耗品ですが、日頃のちょっとしたお手入れでその寿命を延ばすことができます。大切なソーダストリームを長く快適に使うために、ぜひ実践してみてください。
定期的な洗浄の重要性
ソーダストリームで使うのは基本的に水と炭酸ガスだけですが、それでも目に見えない汚れや水垢は蓄積します。 特に、炭酸を注入するノズル周りは、水の飛沫が付着しやすく、放置すると雑菌やカビが繁殖する原因にもなりかねません。
パッキンに汚れが付着すると、ゴムの劣化を早めたり、密閉性を損なったりする可能性があります。また、不衛生な状態は、せっかくの炭酸水の風味を損なうことにも繋がります。週に一度など、定期的に本体を清掃する習慣をつけることが、パッキンを長持ちさせ、衛生的に使用するための第一歩です。
正しい洗浄方法と洗剤の選び方
本体のお手入れは、基本的に水拭きで行います。
- 準備: 安全のため、ガスシリンダーとボトルは必ず本体から取り外してください。
- 本体の外側: 水で濡らして固く絞った、柔らかい布で本体全体を優しく拭きます。特に、操作ボタンの周りやボトルの接続部分は念入りに拭きましょう。
- ノズル周り: 炭酸注入ノズルとその周辺は、汚れが付着しやすい部分です。綿棒などを使うと、細かい部分の汚れもきれいに取り除けます。
- 洗剤の使用について: 汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液を布に含ませ、固く絞ってから拭き上げます。 その後、洗剤が残らないように、きれいな水で濡らした布で再度拭き取ってください。 シンナーや研磨剤入りのクリーナーは、本体やパッキンを傷める原因になるため絶対に使用しないでください。
- 乾燥: 拭き掃除が終わったら、風通しの良い場所でしっかりと自然乾燥させます。水分が残っていると、カビや雑菌の温床になります。
保管場所の注意点
ソーダストリーム本体の保管場所も、パッキンの寿命に影響を与えます。以下の点に注意しましょう。
- 直射日光を避ける: ゴム製品は紫外線に弱く、直射日光に長時間当たると劣化が早まります。ひび割れや硬化の原因になるため、窓際など直射日光が当たる場所は避けて保管してください。
- 高温多湿を避ける: コンロの近くや暖房器具のそばなど、高温になる場所もパッキンの劣化を促進します。 また、湿気が多い場所はカビの発生リスクも高まります。キッチンの中でも、比較的涼しく風通しの良い場所に置くのが理想です。
- ホコリを避ける: 長期間使用しない場合は、ホコリがかぶらないように布をかけておくなどの工夫をすると良いでしょう。ホコリがパッキンに付着すると、密閉性の低下につながることがあります。
日頃から少し気を配るだけで、パッキンの良好な状態を長く保つことができます。
まとめ:ソーダストリームのパッキンサイズを理解してトラブル解決

この記事では、ソーダストリームのパッキンについて、サイズの問題から交換方法、購入場所に至るまで詳しく解説しました。
- ソーダストリームのパッキンはガス漏れや水漏れを防ぐ重要な部品ですが、経年劣化します。
- 炭酸が弱い、水が漏れる、「シュー」という音がするといった症状は、パッキン交換のサインです。
- 公式ではパッキンのサイズは公表されておらず、部品単体での販売もありません。
- パッキンが欲しい場合は、Amazonや楽天市場などの通販サイトで、モデルに対応した互換品を探すのが主な方法です。
- パッキンの交換は精密ドライバーなどを使って自分でも可能ですが、あくまで自己責任となります。
- 日頃から本体を清潔に保ち、適切な場所に保管することが、パッキンを長持ちさせる秘訣です。
ソーダストリームの不具合は、パッキンを交換するだけで解決することが少なくありません。この記事を参考に、ご自身のソーダストリームの状態を確認し、適切な対処を行うことで、これからも快適な炭酸水ライフを楽しんでください。



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