自宅で手軽にできたての炭酸水が楽しめるソーダストリーム。「どうせなら、刺激の強いシュワシュワの強炭酸を楽しみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、強炭酸を作るとガスシリンダー1本で一体何回分作れるのか、コストパフォーマンスはどうなのか、気になりますよね。
この記事では、ソーダストリームで強炭酸を作る場合に、ガスシリンダー1本で何回分楽しめるのかを徹底的に解説します。さらに、市販のペットボトル炭酸水とのコスト比較や、初心者でも簡単においしい強炭酸を作るための具体的なコツ、モデルごとの特徴まで、あなたの疑問にまるっとお答えします。この記事を読めば、ソーダストリームを使った強炭酸ライフが、もっとお得で楽しくなること間違いなしです。
ソーダストリームの強炭酸は何回分作れる?

ソーダストリームで強炭酸を楽しみたいと思ったとき、まず気になるのが「ガスシリンダー1本で何回作れるの?」という点ですよね。ここでは、ガスシリンダーの種類から、強炭酸にした場合のリアルな回数まで、詳しく見ていきましょう。
ガスシリンダーの種類と容量
ソーダストリームで使用するガスシリンダーには、主に2つのタイプがあります。
| ガスシリンダーの種類 | 特徴 | 対応モデル例 |
|---|---|---|
| ブルーシリンダー(ねじ込み式) | 従来からあるタイプで、本体にねじ込んでセットします。 | ジェネシス、スピリットなど |
| ピンクシリンダー(クイックコネクト) | 新しいモデルに採用されており、ワンタッチで簡単に着脱できます。 | テラ、アート、デュオ、E-テラなど |
どちらのシリンダーも、1本で約60Lの炭酸水が作れるとされています。 これはあくまで標準的な炭酸の強さでの目安となります。
メーカー公式発表の目安(60L)とは
メーカーが公表している「約60L」という数字は、標準的な炭酸強度(微炭酸~中炭酸)で炭酸水を作った場合の目安です。具体的には、500mlのボトルであれば約120本分に相当します。
しかし、これはあくまで理想的な条件下での数値です。実際には、作る炭酸の強さ、水の温度、ガス注入の仕方など、さまざまな要因でガスの消費量は変わってきます。特に、シュワシュワ感がたまらない強炭酸を作る場合は、ガスをより多く消費するため、作れる量はこの目安よりも少なくなります。
強炭酸の場合のリアルな回数
では、実際に強炭酸を作るとガスシリンダー1本で何回分になるのでしょうか。口コミや多くのユーザーの体験談を総合すると、以下のような回数がひとつの目安となります。
- 強炭酸(500ml):約100~110回分
- 超強炭酸(500ml):約90~100回分
標準的な炭酸水が約120回分作れるのに対し、強炭酸にすると約10回〜20回分、回数が少なくなるとイメージしておくと良いでしょう。もちろん、これはボタンを押す回数や時間によっても変動します。「市販のウィルキンソン並みの強炭酸にしたい!」という方は、3~4回しっかりプッシュすることが多く、その分ガスの消費も早まる傾向にあります。
500mlペットボトル何本分に相当する?
上記の回数を、私たちの生活で最も身近な500mlペットボトルに換算してみましょう。
| 炭酸の強さ | 作れる量(目安) | 500mlペットボトル換算(目安) |
|---|---|---|
| 標準炭酸 | 約60L | 約120本 |
| 強炭酸 | 約50L~55L | 約100本~110本 |
| 超強炭酸 | 約45L~50L | 約90本~100本 |
このように、強炭酸を毎日楽しんだとしても、ガスシリンダー1本で3ヶ月以上は持つ計算になります(1日1本500ml飲む場合)。毎回お店に買いに行ったり、重いペットボトルを運んだり、ゴミを捨てたりする手間がなくなることを考えると、非常に便利ですよね。
ソーダストリームのコストパフォーマンスを徹底比較
「強炭酸を作ると、1回あたりのコストはどれくらい?」「市販のペットボトルと比べて本当にお得なの?」そんな疑問にお答えするために、ここではソーダストリームのコストパフォーマンスを詳しく掘り下げていきます。
強炭酸1回(500ml)あたりの値段は?
ソーダストリームのランニングコストは、主に交換用のガスシリンダー代です。ガスシリンダーの交換費用は、1本あたり約2,160円~2,380円が相場です。
この交換費用を基に、強炭酸を1回(500ml)作るのにかかる費用を計算してみましょう。
- ガスシリンダー交換費用を2,160円とした場合:
- 2,160円 ÷ 100回(強炭酸) = 21.6円
- 2,160円 ÷ 90回(超強炭酸) = 24円
つまり、ソーダストリームを使えば、強炭酸の500mlボトルが1本あたり約22円〜24円という驚きの安さで作れるのです。
市販の強炭酸水との料金比較
次に、この金額が市販の強炭酸水と比べてどれだけお得なのかを見てみましょう。スーパーやコンビニで市販されている強炭酸水は、安くても1本100円前後が一般的です。
| ソーダストリーム(強炭酸) | 市販の強炭酸水 | |
|---|---|---|
| 500mlあたり | 約22円~24円 | 約100円~150円 |
| 1ヶ月(毎日1本) | 約660円~720円 | 約3,000円~4,500円 |
| 1年間(毎日1本) | 約7,920円~8,640円 | 約36,500円~54,750円 |
表を見ても分かる通り、その差は歴然です。毎日1本500mlの強炭酸水を飲むと仮定した場合、年間で約28,000円から46,000円もの節約につながる可能性があります。
初期費用とランニングコストの内訳
ソーダストリームを始めるには、もちろん最初に本体を購入するための初期費用がかかります。
- 初期費用:
- 本体スターターキット:約13,000円~20,000円台
- (本体、ガスシリンダー1本、専用ボトルが含まれています)
- 本体スターターキット:約13,000円~20,000円台
- ランニングコスト:
- 交換用ガスシリンダー:約2,160円~
- (約3~4ヶ月に1回の交換が目安)
初期費用はかかりますが、長期的に見れば市販の炭酸水を買い続けるよりも断然お得になることがわかります。
長期的に見て本当にお得?
結論から言うと、炭酸水を飲む習慣がある方にとっては、長期的には間違いなくお得です。
毎日飲む方であれば、1年足らずで本体の初期費用を回収できる計算になります。その後は、ガスシリンダーの交換費用だけで済むため、節約効果はさらに大きくなります。
美味しい強炭酸を作るためのコツと裏ワザ

せっかくソーダストリームを使うなら、最高に美味しい強炭酸を作りたいですよね。実は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、炭酸の強さや口当たりが格段にアップします。ここでは、誰でも簡単に実践できる美味しい強炭酸作りの秘訣をご紹介します。
お水をしっかり冷やすのが基本
強炭酸作りで最も重要なポイントは、お水の温度です。 炭酸ガス(二酸化炭素)は、水温が低いほど水に溶け込みやすいという性質があります。 そのため、常温の水よりもキンキンに冷やした水を使うことで、より多くのガスを水に閉じ込めることができ、シュワシュワ感が長持ちする強い炭酸水が作れるのです。
- 具体的な方法:
- 専用ボトルに水を入れたら、冷蔵庫で一晩など、しっかりと時間をかけて冷やしましょう。
- 作る直前に氷を2~3個入れて、さらに水温を下げるのも効果的です。
- 理想的な水温は5℃以下と言われています。
ガス注入の最適な回数と押し方
次に大切なのが、ガスの注入方法です。モデルによってボタン式やレバー式など操作は異なりますが、共通するポイントがあります。
- 手動モデル(ボタンをプッシュするタイプ)の場合:
- 回数:3~4回が強炭酸の目安です。 2回だと飲みやすい炭酸、3回でウィルキンソン並み、4回になると刺激がかなり強いレベルになります。
- 押し方:「プシュッ」と短い音ではなく、「ブーッ!」という音が鳴るまで1~2秒間しっかりとボタンを押し込みましょう。 中途半端な押し方だとガスがうまく注入されません。
- 電動モデルの場合:
- 電動モデルは、炭酸の強さをボタンで選べるものがほとんどです。 強炭酸がお好みなら、迷わず一番強いレベルのボタンを選びましょう。毎回同じ強さの炭酸が安定して作れるのが電動モデルのメリットです。
ガス注入後の「待つ」時間も重要
ガスを注入し終えたら、すぐにボトルを本体から外したくなりますが、ここで少し待つのが美味しく仕上げるコツです。
ガスが水にしっかりと溶け込むまで、数秒から数十秒ほど時間をおきましょう。 このひと手間を加えることで、炭酸が水によくなじみ、口当たりがまろやかで、かつ抜けにくい炭酸水になります。
また、ガス注入後にボトルを激しく振るのはNGです。 振ってしまうと、せっかく溶け込んだ炭酸ガスが一気に気化してしまい、かえって炭酸が弱くなる原因になります。もし混ぜる必要がある場合でも、ゆっくりと1回転させる程度に留めましょう。
ガスが抜けにくいボトルの使い方と保管方法
作った強炭酸をできるだけ長く楽しむためには、ボトルの使い方と保管方法も大切です。
- ボトルの水位線を守る: 水は必ず専用ボトルに記載されている水位線まで入れましょう。 水が少なすぎるとノズルがしっかり浸からず、多すぎると吹きこぼれの原因になります。
- キャップをしっかり閉める: 飲み残した炭酸水は、キャップを固く閉めて炭酸が抜けるのを防ぎましょう。ソーダストリームの専用キャップは密閉性が高く設計されています。
- 冷蔵庫で保管する: 前述の通り、炭酸は冷たい状態の方が抜けにくい性質があります。 作った炭酸水は、必ず冷蔵庫で保管してください。
- ボトルは消耗品と認識する: 専用ボトルには使用期限があります。 古くなったボトルは、細かい傷などから炭酸が抜けやすくなったり、炭酸注入時の圧力に耐えられなくなったりする可能性があるため、期限を守って新しいものに交換しましょう。
ソーダストリームのモデル別!強炭酸の作りやすさの違い
ソーダストリームには、手動モデルから電動モデルまで様々な機種があります。 ここでは、それぞれのモデルの特徴と、強炭酸を作る上での違いについて解説します。自分のライフスタイルに合った一台を見つける参考にしてください。
手動モデル(ガイア、テラ、アートなど)の特徴
手動モデルは、電源が不要で、自分の手でボタンやレバーを押して炭酸を注入するタイプです。
- メリット:
- 電源コードが不要なので、キッチンだけでなくリビングやアウトドアなど、どこにでも置いて使えます。
- 構造がシンプルなため、比較的リーズナブルな価格のモデルが多いです。
- 自分の感覚で押す回数や長さを微調整し、好みの炭酸強度を追求できる楽しさがあります。
- デメリット:
- 毎回同じ強さの炭酸を作るには、少し慣れが必要です。
- ボタンをしっかりと押し込む力が必要です。
代表的なモデル:
- TERRA(テラ): 最も人気のあるスタンダードモデル。ワンタッチでボトルを着脱できる「スナップロック」機能が便利です。
- GAIA(ガイア): 基本的な機能に絞った、最もコンパクトで低価格なエントリーモデルです。
- ART(アート): レトロなデザインのレバー操作で炭酸を注入するモデル。見た目もおしゃれで、インテリアとしても楽しめます。
電動モデル(E-テラ、デュオなど)の特徴
電動モデルは、電源に接続し、ボタン一つで自動で炭酸を注入してくれるタイプです。
- メリット:
- ボタンを押すだけで、設定された強さの炭酸水が自動で作れます。 誰が作っても毎回安定した品質の炭酸水を楽しめます。
- 弱・中・強など、3段階で炭酸レベルを選べるモデルが多く、強炭酸もワンタッチで作れます。
- 力が必要なく、操作が非常に簡単です。
- デメリット:
- 電源が必要なため、コンセントの近くに設置場所が限られます。
- 手動モデルに比べて、本体価格は高めになる傾向があります。
代表的なモデル:
- E-TERRA(E-テラ): 電動モデルの最新版で、操作性が高く人気があります。
- DUO(デュオ): 付属のプラスチックボトルに加え、ガラス製のカラフェも使用できる唯一のモデル。食卓にそのまま出せるデザイン性が魅力です。
炭酸ガス注入ブロック(CQC)搭載モデルのメリット
最近のモデル(テラ、アート、デュオ、E-テラなど)には、CQC(クイックコネクトシリンダー)というピンク色のガスシリンダーが採用されています。
これは、従来のねじ込み式(ブルーシリンダー)と違い、シリンダーをカチッとはめるだけで簡単に交換できるワンタッチ式です。 ガスシリンダーの交換は数ヶ月に一度ですが、この交換作業の手間が大幅に軽減されるのは大きなメリットと言えるでしょう。
自分のスタイルに合ったモデルの選び方
- 手軽さとコスパを重視するなら → 手動モデル「テラ」
- 電源不要で置き場所を選ばず、基本的な性能がしっかり備わった人気モデルです。
- いつでも安定した強炭酸を手軽に作りたいなら → 電動モデル「E-テラ」
- ボタン一つで誰でも簡単に強炭酸が作れ、操作のストレスがありません。
- デザイン性や食卓での見栄えを気にするなら → 「アート」や「デュオ」
- おしゃれなレバー式の「アート」や、ガラスカラフェが使える「デュオ」は、日々の生活をより豊かにしてくれます。
強炭酸を作る際の注意点とよくある質問

ソーダストリームで安全かつ快適に強炭酸ライフを楽しむために、知っておきたい注意点や、よくある質問をまとめました。
ガスを入れすぎるとどうなる?
「とにかく強い炭酸が好きだから」と、ボタンを何度も押し続けるとどうなるのでしょうか。
ソーダストリームには安全機能が備わっており、ボトル内の圧力が一定以上になると、余分なガスが「プシュー!」という音とともに自動的に排出される仕組みになっています。 このため、ボトルが破裂するなどの危険は基本的にありません。
しかし、この排出されるガスは、いわば「無駄になっているガス」です。 ガスを過剰に注入し続けると、シリンダーの消費が早くなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。自分の好みに合った最適なプッシュ回数を見つけることが、ガスを長持ちさせるコツです。
水以外のものに炭酸を注入しても良い?
ソーダストリームで炭酸を直接注入できるのは「水」だけです。
ジュースやお酒、牛乳などに直接炭酸を注入すると、糖分や添加物がノズルに詰まったり、吹きこぼれて故障の原因になったりする可能性があります。 また、このような誤った使い方をした場合、メーカーの保証対象外となってしまうので注意が必要です。
フレーバーを楽しみたい場合は、必ず炭酸水を作った後に、専用のシロップや好みの果汁などを混ぜるようにしてください。
ガスシリンダーの交換方法と場所
ガスがなくなったら、新しいガスシリンダーに交換する必要があります。空になったガスシリンダーは、ゴミとして捨てることはできません。
- 交換方法:
- 基本的には「空のシリンダー」と「充填済みのシリンダー」を交換する形になります。
- 交換できる場所:
- ソーダストリーム公式サイト(宅配で自宅に届けてくれ、同時に空のシリンダーを回収してくれます)
- 家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)
- デパート、スーパーマーケット(イオンなど)
- ホームセンター
新規で購入する場合(4,150円程度)に比べ、交換の場合はガス代のみ(2,160円〜2,380円程度)で購入できるため、非常にお得です。
マシンのメンテナンス方法は?
ソーダストリームの日常的なお手入れは非常に簡単です。
炭酸を注入するノズル部分も、定期的に拭き掃除をして清潔に保ちましょう。水しか使わないため、複雑な洗浄などは基本的に不要です。
専用ボトルについては、食洗機対応のものと非対応のものがあるので、お持ちのボトルの表示を確認してください。 非対応のボトルをお湯で洗うと変形の原因になるため、水またはぬるま湯で洗浄しましょう。
まとめ:ソーダストリームの強炭酸で、何回分もお得に楽しもう

今回は、「ソーダストリームで強炭酸は何回分作れるのか?」という疑問を中心に、コストパフォーマンスや美味しく作るコツなどを詳しく解説しました。
この記事の要点をまとめると以下の通りです。
- ガスシリンダー1本(60L)で、強炭酸は約100〜110回分(500mlあたり)作れるのが目安。
- コストは500mlあたり約22円〜24円と、市販のペットボトルに比べて圧倒的にお得。
- 美味しい強炭酸を作る秘訣は「水をキンキンに冷やすこと」。
- モデルによって操作性は異なるが、どのモデルでも美味しい強炭酸は作れる。
- 炭酸を直接注入できるのは「水」のみ。フレーバーは後から加える。
ソーダストリームがあれば、重いペットボトルを運ぶ手間や、大量のゴミを捨てるストレスから解放されます。そして何より、いつでも自分の好きな強さのできたて炭酸水を楽しめるのが最大の魅力です。初期費用はかかりますが、炭酸水を日常的に飲む方であれば、そのコストパフォーマンスと利便性の高さにきっと満足するはずです。
ぜひ、あなたもソーダストリームで、シュワッと爽快な強炭酸ライフを始めてみませんか?



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