自宅で手軽にできたての炭酸水が楽しめることで人気のソーダストリーム。購入を検討しているけれど、たくさんのモデルがあってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。特に人気を集めているのが「デュオ」と「テラ」です。どちらもスタイリッシュで魅力的ですが、実は機能や使い勝手に大きな違いがあります。
「デュオとテラ、結局どっちがいいの?」「私のライフスタイルに合うのはどっち?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、ソーダストリームの人気モデル「デュオ」と「テラ」の2機種に焦点を当て、それぞれの特徴を徹底的に比較解説します。価格やデザインはもちろん、対応するボトルの種類や日々の使いやすさまで、あらゆる角度から違いを明らかにしていきます。この記事を読めば、きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはずです。
ソーダストリーム デュオとテラの違いを徹底比較

ソーダストリームの「デュオ」と「テラ」は、どちらも電源不要の手動モデルで、ガスシリンダーの取り付けが簡単な「クイックコネクト(ピンクシリンダー)」に対応しているという共通点があります。 しかし、その使い勝手やコンセプトには明確な違いが存在します。
ここでは、購入を決める上で特に重要なポイントとなる「対応ボトル」「ボトルのセット方法」「本体デザイン」「価格」の4つの観点から、両者の違いを詳しく見ていきましょう。
一目でわかる!比較早見表
まずは、デュオとテラの主な違いを一覧表で確認してみましょう。細かい部分を見る前に、全体像を把握することで、この後の解説がより理解しやすくなります。
| 比較項目 | ソーダストリーム デュオ (DUO) | ソーダストリーム テラ (TERRA) |
|---|---|---|
| 対応ボトル | ガラスカラフェ & プラスチックボトル | プラスチックボトルのみ |
| ボトルの特徴 | 食洗機対応のガラス製とプラスチック製が両方使える | 食洗機対応のプラスチック製 |
| ボトルのセット方法 | フラスコ式 | スナップロック式 |
| ガスシリンダー | クイックコネクト(ピンク) | クイックコネクト(ピンク) |
| 炭酸注入方法 | 手動(ボタン式) | 手動(ボタン式) |
| 本体サイズ | 幅16.0×奥行27.5×高さ44.0cm | 幅13.5×奥行19.5×高さ42.5cm |
| 本体重量 | 約3,400g(ガスシリンダー含まず) | 約1,300g |
| カラー | ブラック、ホワイト | ブラック、ホワイト、レッド |
| スターターキット価格 | 24,200円(税込) | 16,500円(税込) |
| こんな人におすすめ | 見た目や高級感を重視する人、来客が多い人 | 手軽さやコストパフォーマンスを重視する人 |
最大の違いは「対応ボトル」:ガラス製かプラスチック製か
デュオとテラの最も大きな違いは、使用できるボトルの種類です。 この違いが、それぞれのモデルのコンセプトを大きく分けています。
デュオは、ソーダストリーム史上初めて、高級感のある「ガラスカラフェ」と、持ち運びに便利な「プラスチックボトル」の両方に対応した画期的なモデルです。 ガラスカラフェは、匂い移りがしにくく、そのまま食卓に出しても見栄えが良いため、来客時や特別な日のディナーにぴったりです。 一方で、プラスチックボトルは軽くて割れる心配が少ないため、日常使いや外出先への持ち出しに便利です。 このように、シーンに合わせて最適なボトルを使い分けられるのがデュオ最大の魅力と言えるでしょう。付属するボトルは、ガラスカラフェもプラスチックボトルも食洗機に対応しているため、後片付けが簡単なのも嬉しいポイントです。
対してテラは、従来のソーダストリームと同様に「プラスチックボトル」専用モデルです。 ガラスカラフェは使用できませんが、付属のDWS(ディッシュウォッシャーセーフ)ボトルは食洗機に対応しており、手軽にお手入れできます。 また、様々なデザインやサイズの専用プラスチックボトルが別売りされているため、用途に合わせて買い足す楽しみもあります。 とにかくシンプルに、日々の生活で炭酸水を手軽に楽しみたいという方には、プラスチックボトル専用のテラが適しています。
炭酸ガスシリンダーの取り付け方法:どちらも簡単なワンタッチ式
炭酸水を作るために不可欠な炭酸ガスシリンダーですが、デュオとテラはどちらも「クイックコネクトシリンダー(ピンクシリンダー)」という新しい規格を採用しています。
これは、従来のモデルで採用されていた、シリンダーをクルクルと回して取り付ける「ねじ込み式(ブルーシリンダー)」とは異なり、レバーを下げてシリンダーをセットするだけのワンタッチ式です。 ガス交換の際に手間がかからず、わずか数秒で完了するため、非常に簡単でストレスフリーなのが特徴です。
操作方法と炭酸の作りやすさ
操作方法も、両モデルで大きく異なります。この違いが、日々の使いやすさに直結します。
デュオのボトルセット方法は、「フラスコ式」というユニークな方式を採用しています。 本体前方のシルバー部分(フラスコ)にボトルを入れ、炭酸注入ヘッドを下げてロックしてから、上部のボタンを押して炭酸を注入します。 この一連の動作は少し手順が多いものの、まるで実験をしているかのような特別感があり、炭酸水を作る時間そのものを楽しみたい方には魅力的に映るでしょう。
一方、テラは「スナップロック式」という、よりシンプルで直感的な方式です。 ボトルを本体のノズルに差し込み、カチッと音がするまで軽く押し込むだけでセットが完了します。 あとはボタンを押すだけで炭酸注入が開始されるため、誰でも簡単に、そしてスピーディーに炭酸水を作ることができます。 日常的に何度も炭酸水を作る方にとっては、この手軽さが大きなメリットになります。
炭酸の強さは、デュオもテラもボタンを押す回数で調整する手動式です。 短く押せば微炭酸、長く数回押せば強炭酸と、自分好みの強さに細かく調整できるのが手動モデルの魅力です。
ソーダストリーム デュオの魅力と特徴
ここでは、ガラスカラフェが使える唯一無二のモデル「デュオ」について、その魅力と特徴をさらに深く掘り下げていきます。デザイン性や利便性を重視する方に、なぜデュオが選ばれるのかが見えてくるはずです。
高級感あふれるガラスカラフェ対応の魅力
デュオの最大の魅力は、なんといってもガラスカラフェが使える点です。 直線的でスタイリッシュなデザインのガラスカラフェは、作りたての炭酸水をそのままテーブルに出すだけで、食卓を華やかに演出してくれます。ホームパーティーやおもてなしの場面で活躍すること間違いなしです。
ガラス製であることのメリットは見た目だけではありません。プラスチック特有の匂いが水に移る心配がなく、炭酸の気も抜けにくいため、より美味しく炭酸水を楽しめます。 また、傷がつきにくく衛生的に長く使えるのも嬉しいポイントです。特別な一杯を楽しみたい、そんな願いを叶えてくれるのがデュオのガラスカラフェです。
デュオのメリット:食洗機対応でお手入れ簡単
デュオは、その高級感だけでなく、実用性にも優れています。スターターキットに付属するガラスカラフェとDWSプラスチックボトルの両方が、70℃までの食器洗い機に対応しています。
炭酸水メーカーを使った後、意外と面倒なのがボトルの洗浄です。特に毎日使うとなると、手洗いは手間になります。デュオなら、飲み終わったボトルを食洗機に入れるだけなので、お手入れの手間が大幅に軽減されます。忙しい毎日の中でも、気軽に炭酸水ライフを続けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。衛生面を保ちやすいという点でも、食洗機対応は非常に価値のある機能です。
デュオのデメリット:価格と設置スペース
多くのメリットがあるデュオですが、購入前に知っておきたいデメリットも存在します。
まず一つ目は、価格です。デュオのスターターキットは24,200円(税込)と、テラの16,500円(税込)と比較すると高価です。 ガラスカラフェとプラスチックボトルの両方に対応するという多機能性が価格に反映されているため、初期投資を抑えたい方にとっては少しハードルが高いかもしれません。
二つ目は、本体サイズと重量です。デュオはフラスコ式の構造上、奥行きがあり、テラよりも一回り大きなサイズ感です。 また、重量も約3.4kgと重いため、キッチンに十分な設置スペースがあるか、事前に確認しておく必要があります。頻繁に場所を移動させて使いたいと考えている方には、よりコンパクトで軽量なテラの方が向いているかもしれません。
ソーダストリーム テラの魅力と特徴

続いて、シンプルさと使いやすさで人気のベーシックモデル「テラ」の魅力と特徴に迫ります。手軽に炭酸水生活を始めたい、コストパフォーマンスを重視したいという方に、なぜテラが支持されているのかを詳しく解説します。
手軽で使いやすいプラスチックボトル
テラの魅力は、そのシンプルさと手軽さに集約されています。対応するのはプラスチックボトルのみですが、それが逆にテラの使いやすさを際立たせています。
付属のDWSボトルは、軽くて持ち運びに便利。 自宅で飲むのはもちろん、職場やジム、アウトドアなど、様々な場所へ気軽に炭酸水を持っていくことができます。万が一落としても割れる心配が少ないため、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。
また、ボトルの取り付けが差し込むだけの「スナップロック機能」なので、誰でも直感的に操作できるのも大きな利点です。 難しい操作は一切なく、思い立ったらすぐに炭酸水を作れるこの手軽さが、テラが多くの人に選ばれる理由です。
テラのメリット:手頃な価格とスリムなデザイン
テラの最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。スターターキットの価格は16,500円(税込)と、デュオに比べて手頃な設定になっています。 「炭酸水メーカーを試してみたいけど、高いお金を出すのは少し不安」と感じている方でも、気軽に始められる価格帯が魅力です。
さらに、本体デザインがスリムな点も見逃せません。 横幅が13.5cmとコンパクトなので、キッチンのちょっとしたスペースにもすっきりと収まります。デザインもシンプルで、どんなインテリアにも馴染みやすいのが特徴です。カラーバリエーションもブラック、ホワイトに加えてレッドがあり、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
テラのデメリット:ボトルの使用期限と手洗い(非DWSボトルの場合)
手軽でコスパの良いテラですが、いくつか注意点もあります。
ソーダストリームのプラスチックボトルには、安全に使用するための使用期限が設けられています。 ボトル本体に記載されており、製造から約4年が目安です。 炭酸ガス注入時の圧力に耐えられるように設計されているため、期限を過ぎたボトルは安全上の理由から使用できません。定期的な買い替えが必要になる点は、ランニングコストとして考慮しておく必要があります。
また、スターターキットに付属するDWSボトルは食洗機対応ですが、別売りのボトルの中には手洗いのみのものも存在します。 デザインが気に入って購入したボトルが食洗機非対応だった場合、毎回手で洗う手間がかかることを覚えておきましょう。
結局どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ診断
デュオとテラ、それぞれの特徴を理解したところで、「自分にはどちらが合っているのか」を判断するためのタイプ別おすすめ診断をご紹介します。ご自身のライフスタイルや、炭酸水メーカーに何を求めるかを考えながら読み進めてみてください。
来客が多い・見た目にこだわるなら「デュオ」
ホームパーティーなど、人が集まる機会が多い
食卓の見た目やインテリアにこだわりたい
ガラス製の食器が好きで、高級感を重視する
プラスチックボトルの匂い移りが気になる
* お手入れはなるべく食洗機で済ませたい
デュオの最大の強みは、やはりガラスカラフェによる「おもてなし性能」の高さです。 お客様が来た際に、作りたての炭酸水をスタイリッシュなガラスカラフェで提供すれば、会話も弾むことでしょう。日常使いでは手軽なプラスチックボトル、特別な日にはガラスカラフェと使い分けることで、炭酸水ライフがより豊かになります。 初期費用はかかりますが、デザイン性とシーンに合わせた使い分けができる多機能性は、価格以上の満足感をもたらしてくれるはずです。
手軽さ・コスパを重視するなら「テラ」
とにかく手軽に炭酸水生活を始めたい
初期費用をできるだけ抑えたい
キッチンの設置スペースが限られている
作った炭酸水を外出先に持ち運ぶことが多い
* 難しい操作がなく、シンプルな機能のものが良い
テラは、炭酸水を作るという基本性能を、シンプルかつ手頃な価格で実現したモデルです。 複雑な機能は必要なく、毎日気軽にゴクゴク飲みたいというニーズに完璧に応えてくれます。スナップロックによる簡単なボトル装着は、忙しい朝や疲れて帰ってきた夜でもストレスなく使えます。 スリムなボディは置き場所を選ばず、コストパフォーマンスも抜群。 「まずは炭酸水メーカーのある生活を体験してみたい」という入門機としても最適です。
こんな人は注意!購入前に確認したいポイント
デュオとテラ、どちらを選ぶにしても、購入前にいくつか確認しておきたい共通のポイントがあります。それは、ランニングコストとボトルの扱いです。
炭酸ガスシリンダーは消耗品であり、なくなったら交換用を購入する必要があります。 交換用ガスシリンダーは1本あたり約2,400円で、約60Lの炭酸水が作れます。 500mlあたりに換算すると約20円と、ペットボトルの炭酸水を買うよりはるかにお得ですが、このランニングコストは継続的に発生します。
また、ソーダストリームでは水以外の飲み物(ジュースやお酒など)に直接炭酸を注入することは推奨されていません。 故障の原因となる可能性があるため、フレーバーを楽しみたい場合は、炭酸水を作った後にシロップなどを加えるようにしましょう。これらのポイントを理解した上で、ご自身の使い方に合ったモデルを選びましょう。
ソーダストリームのランニングコストは?

ソーダストリームの導入を検討する上で、多くの方が気になるのがランニングコスト、つまり「使い続けるのにどれくらいお金がかかるのか」という点でしょう。初期費用の本体価格だけでなく、長期的な視点でコストを考えることが大切です。
炭酸ガスシリンダー1本でどのくらい作れる?
ソーダストリームの炭酸ガスシリンダー(60L用)1本で、約60リットルの炭酸水を作ることができます。 これは、500mlのペットボトルに換算すると約120本分に相当します。
ただし、作れる量は炭酸の強さによって変動します。微炭酸がお好みなら60L以上作れますし、毎回強炭酸で作る場合は60Lよりも少なくなる可能性があります。毎日500mlの炭酸水を1本作る場合、単純計算で約4ヶ月(120日)持つことになります。 これ一本でたくさんの炭酸水が楽しめるので、ペットボトルを買い置きしておくスペースや、買い出しに行く手間が省けるのも大きなメリットです。
500mlあたりの炭酸水コストを計算
では、実際に500mlあたりのコストはいくらになるのでしょうか。
交換用のガスシリンダー(60L)の価格は、1本あたり2,380円(税込)が目安です(2025年時点)。
このガスシリンダーで60L(=60,000ml)の炭酸水が作れるので、500mlあたりのコストを計算すると以下のようになります。
2,380円 ÷ 60,000ml × 500ml = 約19.8円
市販のペットボトル炭酸水が1本100円前後だとすると、ソーダストリームなら約5分の1のコストで作れることになります。 毎日飲む方であればあるほど、その差は大きくなり、長期的に見れば本体価格の元を取ることも十分に可能です。
ペットボトルゴミ削減で環境にも優しい
ソーダストリームを使うことは、お財布に優しいだけでなく、環境保護にも繋がります。
ガスシリンダー1本で500mlペットボトル約120本分の炭酸水が作れるということは、それだけの数のペットボトルゴミを削減できるということです。 ペットボトルを購入し、ラベルを剥がし、洗って潰してリサイクルに出す…という一連の手間からも解放されます。
経済的なメリットだけでなく、サステナブルなライフスタイルを実現できる点も、ソーダストリームの大きな魅力の一つです。
まとめ:ソーダストリーム デュオとテラの違いを理解して最適な一台を選ぼう

この記事では、ソーダストリームの人気モデル「デュオ」と「テラ」について、その違いを多角的に比較・解説してきました。
デュオは、ガラスカラフェとプラスチックボトルの両方が使える唯一無二のモデルです。 来客時のおもてなしや、食卓の雰囲気を大切にしたい方に最適です。一方、テラは、手頃な価格とシンプルな操作性が魅力のモデルで、手軽に炭酸水生活を始めたい方やコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
どちらのモデルも、ワンタッチでガスシリンダーを交換できる「クイックコネクト」に対応し、500mlあたり約20円という低コストで美味しい炭酸水を楽しめる点は共通しています。
最終的にどちらを選ぶべきかは、あなたのライフスタイルや価値観によって決まります。
- 見た目の高級感とおもてなしを重視するなら「デュオ」
- 日々の手軽さとコストを重視するなら「テラ」
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、ご自身の使い方にぴったりの一台を見つけて、快適でエコな炭酸水ライフを始めてみてはいかがでしょうか。



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